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2012.07.02 00:40

先日の記事の続きです。

前回は文科省の学習指導要領から「自立活動」についてまとめました。

新しい学習指導要領になり、「自立活動」の内容は大きく変わり、新しく「人間関係の形成」という項目が加わりました。

この人間関係の形成には、具体的に
(1)他者とのかかわりの基礎に関すること
(2)他者の意図や感情の理解に関すること
(3)自己の理解と行動の調整に関すること
(4)集団への参加の基礎に関すること


という内容が挙げられています。

この内容は自閉症スペクトラムのお子さんの指導には欠かせない内容であり、まさに将来「自立」し、社会へはばたくために必要な力をつけていくことと深く関係があるといえるのではないでしょうか。

しかし、特別支援学校とは異なり、小学校の特別支援学級の教育課程は、特に必要がある場合には特別支援学校の教育課程を参考にして、実情にあった教育課程をくむことができる。とあり、必ずしもそうしなければならないとは明記されていません。それぞれの実態に合わせて、行っていくことになっています。
そのためか、「どのように指導したらよいか、わからないな」「肢体不自由の学級じゃないから」というような担任の意識があったり、特に重要視されない場合もあるように思います。(私の勝手な私見です)

SENSの研修会などで、竹田先生をはじめ諸先生方は特別支援教育の究極の目的は「学力をつけること」とおっしゃっています。

特別支援教育が始まって6年目、学校現場や保護者さんにはずいぶん発達障害についての理解が広がり、特性の理解も深まってきたと思います。
そして、先生方の指導の工夫や環境の調整により、お子さんたちが、落ち着いて学校生活を送り、授業に参加できるようになってきたと思います。そこが目標なのではなく、落ち着いて授業に参加できるところで安心せず、そこからが教育であり、真の学習支援が行われるべきだ、ということだと思います。

座ってくれたら、先生は困らなくなるから、それで安心。と目を離してしまうのではなくて、困っているのはお子さん自身であるということを理解し、そこからどう学習を進めていくのか、ということだと思います。

自閉症スペクトラムのお子さんは、教科にとってはとても興味関心が強く、とても優れた力を発揮したりします。そういう得意があっても、社会に出て人間関係が保てなければ就労につながらなかったり、せっかく道があっても長続きしなくなってしまったりします。

自閉症スペクトラム障害のお子さんにも、「自立活動」という学習が必要があり、それは難しいとされる他者を理解することや、集団への参加について、学校で教えていくことなのだと思っています。そして、学習。両輪をしっかりと保ちながら教育課程を組んでいくことが大切ではないかと考えています。




私も、何をしたらよいか、初めは迷いつつでした。
お子さんたちを理解し、その将来を考えてみると、自立活動で教えるべき内容は明確になってきました。

まさに、将来「自立」し、生き生きと社会にはばたく姿を願いながら、そのための「今」何をするべきか、常に考えながら取り組んでいきたいです。

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