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2011.05.29 02:12

先日、自閉症スペクトラムの研修会に行ってきました。
途中まで車、途中から電車。駅から歩いていたら、ふつ~の住宅街にほんとにたくさんたこ焼き屋さんがあって、また、そこここから、ソース系のいいにおいが・・・。
さすが、粉モンの街やねえ、食べたいなあ・・・と思ったけどさすがに一人で立ち寄る勇気も出ず、そのまま会場入り;;

さて、会場に入ると、講演が始まるまでプロジェクターでタイムタイマーがうつしてありました。さすが。視覚支援バッチリですね。
会場はいっぱいでした。学生さんが多かったのが印象的。いまどき、発達障害について勉強不足なのはやっぱり現場の教師なのでは・・・。配布されていた資料にも、学生さんの活動が載ってて、わが母校だったりするので、なんだか嬉しくなりました。

さて、今回の研修会は、NPO法人ピュアさん主催
「自閉症スペクトラム総論と理解コミュニケーション」
講師は 門 眞一郎先生でした。

印象に残ったのは、
① 自閉症スペクトラムの障碍は4つ組(tetrad)で説明したい。(門先生からの提案)
② 発達の凸凹ではなくメリハリ(減り張り)

という2つの話でした。


① 自閉症スペクトラムの障碍は4つ組である。
  ○ 対人障碍の三つ組(triad of social impairments)
   ・対人相互交流の障碍(social interaction)
 ・対人コミュニケーションの障碍(social communication)
   ・対人想像力の障碍(social imaginetion)
+ ○ 反復活動(repetitive activities)
 
 そして、自閉症スペクトラムの人の特性は、
   「言葉を耳で聞いて理解することが苦手」だったり、
   「抽象的であいまいな表現が理解しにくい」
   「経験していないことは想像することが苦手」
  
 「字義通りに理解し、柔軟性に欠ける。」と言われるが、

それぞれ言い換えれば、
   「眼で見て理解することは得意」だし、
   「具体的で明確なことの理解は良好」であり、
   「経験したことは記憶しておくことが得意」で
   「論理や正確さにひかれる」 
 という特性を持っているということになります。
  
ことマイナス面が注目されてしまいがちですが、その反面は強みであり、このプラス面を活かしたトップダウン的な支援は大切な視点です。


② 自閉症スペクトラム児は、発達にメリハリがある。
   ASDのお子さんは発達がアンバランスで、凸凹があるということが言われますが、門先生の提案は、「メリハリ」という表現でした。凸凹というマイナスイメージ的な表現。変えられるなら変えた方がいいというのが先生のお考えのように思いました。
   このメリハリが小さい場合は「個性」の内にとどまるが、メリハリがききすぎると、障碍レベルに至り得る。  
   
でも、個性か障碍か?ということが論点なのではなく、得意を活かし、不得意を得意なスキルでフォローできるよう、一人ひとりの特性によって適切な支援をすることの大切さを話されました。

また自閉症スペクトラムのお子さんの多くは、音声言語だけでは理解しにくく、視覚的に理解するが、不適切な視覚支援にも惑わされるということから、構造化による視覚支援が大切です。

教室や部屋など空間の構造化、場所の不必要なものを取り除く構造化、時間の構造化など、いろいろできるが、そこには、一人ひとりのお子さんの状態をよく見ての支援が必要で、
どこでも、やたらと絵カードをいっぱい貼ればいい、ということでもない。

IMG00247-20110525-1905_convert_20110529020123.jpg
(* 写真は講演とは関係ありません)


「気持ち」、「社会の常識といわれるもの」、「暗黙のルール」などの目に見えないものも、見えれば分かることがある、そこの視覚的なコミュニケーションの工夫が必要です。

 門先生のお話はとてもわかりやすく、エビデンスを大切にという理念が伝わってきて、あさはなは共感、納得できることが多かったです。
 誰だって、十人十色。一人ひとり違ってて当たり前。だからこそ早期に、根拠に基づいた支援が大切である。
 教師ではなく、お子さんのための支援であることを常に頭に置いていたいと思っていますが、改めてその意味を論じていただいたような講演でした。

 年間4回のシリーズ研修なので、また次回が楽しみです






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| 研修会、学習、SENS | コメント(4) | トラックバック(0) | |

この記事へのコメント

お疲れ様です^^

「発達のメリハリ」
なるほど、凸凹よりもやる気にあふれてる感じがします♪
言葉って深いですね、ウチの長男(高2)が子犬のことを「幼い犬」と言うんです。
息子たちと話してると言葉のチョイスにクスッとくることがあります。
シリーズ研修の連載、楽しみにしてます♪

昨日 増本先生が「チーズの板」を持ってきて下さいました。
実際やってみてますます欲しくなりました^^
あれは大人もハマるかもしれません☆


| nikosora | URL | 2011.05.29 17:45 |

Re: お疲れ様です^^

nikosoraさん こんばんは
ありがとうございます♪

ほんとに言葉ひとつで、ポジティブになったりネガティブになったりすることがありますよね。
「幼い犬」かあ~。いいですね~

何気ない言葉かけでも、気をつけたいものだなっと思います。
でもこのメリハリっていう言葉、あさはな的にもなぜだかしっくりくるといいますか、
いいなあ~って思いました。

チーズの板ね、実物をご覧になったのですねえ。ほんと、なかなかよさそうなんですよね~。
うちも来年の希望に入れてみよっかな。無理かもですけど;;
お~そうそう、言ってみるもので、とりあえず、畳が来るまでカーペットを買っていただけましたよ~(^^)
さっそくねっころがったりして、ひとしきり楽しみました♪
何でも、言ってみるもんだ(笑)


| asahana73 | URL | 2011.05.29 23:40 |

自閉症スペクトラム

キターーーー(笑)
とはいえ・・少し前の記事でしたね。
ここのところ忙しくてTwitterでボソボソつぶやくのが関の山。

プラスに捉えての支援、
インプットの仕方が違うだけだから
やはりそういう支援は有効だと思う。

でも眼で見るわけにはいかなくて
具体化するのもむつかしいものが
この世の中にこんなにあるんだなと思う今日この頃(・_・;)


 

| くめくめ | URL | 2011.06.07 21:31 | 編集 |

Re: 自閉症スペクトラム

くめくめさん コメントありがとうございます♪
ツイートはいつも読ませていただいとります(^^)

門先生のお話はいろいろなことを再確認させられるお話でした。
また次回が楽しみです。

今日は、支援学級の校内研修だったのですが、否定的な言葉がほとんどない授業というものは、通常学級の授業にも生かしていただきたいというようなことを校長から言っていただきました。
自分では特別に意識をしてそうしていたわけではないですが、大切な視点だと改めて思いました。

ネガティブな思考を、ポジティブに変える。
特別支援教育に限らず、持っていたい視点ですね。

| asahana73 | URL | 2011.06.08 22:02 |

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