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2011.08.26 14:31

さていまだ退院できていないあさはなです
かねてから準備をして進めておりました、職員夏季研修とPTA研修会
外泊で、行ってきました。

講師は、前回の記事でもご紹介しています、「西風さん」です

① 職員研修 「子どもの行動を理解するために」
② PTA研修 「発達障害と支援」


2つのお話をしていただきました。
一日に2つもの研修会を持つという大変な研修を、快く(かどうかはわかりませんが)引き受けてくださり、
そしてどちらも、とても丁寧熱心にお話していただきました。本当に感謝でいっぱいです


西風さんのお話を元に、あさはなの思いや事例などが混じっておりますが、少しご報告させていただきます。

DSC01910_convert_20110826150714.jpg
*PTA研修会の一コマ*


①職員研修
 私のオーダーは、「私たち教師に子供を観察する視点を変えるヒントをいただきたい」というのが一番でした。

ABA(応用行動分析)をまじえ、
 「子どもの行動には必ず理由がある」こと、
「決して、甘えているのでもなまけているのでもない」ことを伝えていただきました。

      A    →     B     →    C

   先行条件       行 動        結果条件



 教師がよくやる支援は「C」の調整であること。それが「良い行動を増やす」につながらず「良い行動を減らしている」かもしれないし、「良くない行動をへらす」のではなく「良くない行動をふやしている」ことがある。
という、少し耳が痛い、はっとさせられるようなお話もしていただきました。

 たとえば、良いことをしていても反応がない。「それはできて当然だ」と暗に伝えているつもりでも、やはり「反応がない」ことは伝わりにくいのですよね

 そうすると、「B行動」をしたのに、「C結果」報われなかった という経験になり、その行動は「消去」されてしまうことがあります。

 そして、悪いことをしたとたん、注意をすると、「B行動」したおかげで、「C結果」先生にこっちを向いてもらえたために、その行動を「強化」してしまうことがあります。

 そうではなく、「A」の調整に目を向けることで、子どもも先生も楽になる。


DSC01354_convert_20110705224022.jpg

 
 「A」を調整するには、先生のちょっとした児童の行動の観察の眼が必要だと思います。

 「なんで、こんな行動をするのか、わからない。」
 「だから、どうしたらいいのか、わからない」

 
わかろうとするんだけど、わからない。そこで苦労なさっている支援者は多いと思います。

 そこを見つける目を持ちたいものです。それは、お子さんの行動をスモールステップに課題分析することですよね。

(例)

「くつをはきかえるのがなかなかできない」んです。 こういう訴えがあったとします。
一言で言えば、そうなんだけど、
この行動をもっともっと細かく見ていくと、たくさんのステップがあります。

① 靴箱のところまで、行く
② くつをぬぐ
③ くつをもって下駄箱へ入れる
④ 上靴を出す
⑤ 上靴を置く
⑥ 上靴の中に片方ずつ足を入れる
⑦ かかとを入れる


というように細かいステップがいくつもあることがわかります。
そして、どこにひっかかっているのかを、考えていきます。

下駄箱の場所がわかりにくいのかな? くつがキツイのかな? 何か気になるものがそこにあるのかな?
かかとを入れるのが痛いのかな?

そして、そこを支援することを考えていきます。


このように、「A先行条件」の調整ができるようになりたいものです。

長い時間でしたが、先生方も熱心に聞いておられました
休憩時間には、
「去年の、あの子はこうだったんかもね
などと話し合っている先生方の姿もあり、よかったなと思います。

また、夜のPTA研修も引き続いてであるのに、ほとんどの先生が熱心に参加してくださいました。


②PTA研修会

 こちらは、「発達障害」そのものというより、お子さんの成長、発達を見つめ、自分自身の子育てを振り返ってみるようなお話でした。

 心にのこったのは、人の発達は連続体であるということを細かく見たあとで、

「お子さんが一人ひとりちがうのは、当然なんだということ。ちょっと違うということを、特別視しないことをご家庭でお願いしたいです。

お母さん方のそういう接し方や考え方がお子さんたちに通じ、みんながそんなあたたかい空気になっていくことでしょう」
というお言葉です。本当にそうです。先生の行動ひとつも同じ。とても大切なんですよね。

誤った支援者の行動、対応が、子どもを追い込んだり、「違っている」から、からかったり、いじめたりする子に育ててしまうことがある。ということ。

たくさんの成功体験を積ませるためには、「失敗」することも当然必要。でも、追い込むことではない、ということ。
子どもが失敗したときの、支援者の対応が大切なんですね。

心に染みる、本当にメッセージのつまったお話でした

時折、涙を流しながら聞いておられたお母さん。たくさんの感想を時間をかけて書いてくださった保護者さん。
保育園、PTA本部役員、会を開催するにあたり、協力くださった方々に感謝です。

そして、何より、西風さんに、感謝です。
あちこちに走り回りお忙しい中、こんなにたくさんのスライドを、そしてたくさんの事例、メッセージ性のあるお話を準備してくださったこと、ありがたかったです。
来年につながる、いい研修会になったと思います。ありがとうございました


『保護者さんの感想』 です。  ~一部抜粋です 個人が特定できないように変えてある部分もあります~

・ なかなか思うように子育てがうまくいかずに悩んでいましたが、お話を伺って、焦らず怒らずにゆっくり長い目で見て行こうと思いました。また、お話聞かせていただきたいです。あと夏休みも一週間。宿題、おこりすぎずに見守りたいと思います。

・疑似体験することによって、理解することのむずかしさ、伝えることの難しさを改めて分かったような気がします。これに終わらず、また、対処の仕方や教え方、具体的に教えていただきたいです。

・ 子どもと関わる中で困ることもありましたが、少し子育てをやり直せるのではないか、と心が軽くなりました。同時に自分自身を見つめなおすこともしてみたいと思います。

・ 進路についてはまだまだ迷いがあります。悩みはつきませんが、今日のお話を思い出しながら、先生方と協力して見守り、育てていきたいと思いました。

・ とても分かりやすく説明いただけたと思います。自分の子供との関わり方をもう一度見つめなおし、今日学んだことを活かしたいと思いました。ほめるということ、本当に大切だと反省しながら、一つでもたくさん、子どもを褒めていこうと思います。




会を持つにあたり、本当にいろいろなことがありました。会を立ち上げる難しさや、その他付随してくるものの対応など。
でも、それも私自身にとってはいい経験となりました

何より、先生方とPTAが同じ場で学習する機会を持ち、よかったといってくださったこと、本当にありがたかったです。

これからも、今回西風さんがまいてくださった種を、大切に大きくしていきたいと思います。

今が出発点でもあるというスタンスに立ち、これからへつないでいきたいです。

堅苦しすぎず、笑いも交えたやわらかい語り口で、でも広い知見からしっかりと幅のあるお話で、場の雰囲気をうまく作り上げながら話される、話し方もさすがだなあと、感心しきりの半日でした。

そして「また来てほしい」という声も多く・・・。
西風さん、また来てください(笑)。



*長文失礼しました。




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