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2013.02.21 23:04

先日、子どもたちにものの順番を考えるってお話をしました。

よく、授業の終わりの挨拶などをする時に片付けをしていたら、「みんなが待っているよ、自分のことは後にしましょう」といわれることがあります。
友達がそうしていたら、「早くして!と言ったりするのに、自分が遅れている時にはみんなが待っていても、とにかく最後までしてしまう。なんてことがあります
こういう行動は、一見「わがまま」「勝手」と受け取られがちで、友だちから非難されたり先生からも注意を受けたりしがちです。
先日、交流学級の担任からも、なかなかここの行動が修正できない、と聞きました。

ASDの特性である、「こだわり」かもしれないし、同じ順序で流れなくちゃならないというパターン化かもしれないです。
でも、私は普段の子どもたちの様子などから、この場合には、
何を優先したらいいのか?ということがわからなくなっているんじゃないかなあと思いました。
もしかしたら、ちゃんと自分のことをやっているのになんでみんなから責められるのか?混乱しているかもしれません。

そこで、こんな話をしました。

①みんなのことを考える。みんなのために、がんばる。
②自分のことをがんばる。


物事がうまくいくのは、①を優先した時の方が多いです。
迷った時には、①を大事にしたほうがいい場合が多い。


学年が小さい時には、②を優先する子が多いです。でもこれは当然なんだよ。
まずは、自分のことができることが大事だからです。小さい時は、自分のことができるようになることが大事なのです。
でも、学年が大きくなってくると、ちょっとずつ①を優先できるようになってきます。相手の気持ちを理解できるようになるし、何よりそのほうが、人とうまくいくことも多いからです。

みんなは、一年生の時、ランチルームの給食でも六年生の子が手伝ってくれたよね。牛乳パックのたたみ方がわからなかったり、できなかったら、六年生は自分の給食が終わっていなくても、すぐに手伝ってくれたよね?そういう風に、自分のことは後回しにして、お友達や小さい子のことを助けてあげられるようになります
こんなふうになることも、成長する、っていうことなんですよ。

少しずつ、①を大切にできるようになれればいいよね。

といった具合です。

4時間目が終わりました。すぐに給食なので、給食当番はランチルームに行って給食の用意をしなくちゃならない。
でも、支援学級のスケジュール黒板を張り替えようとしていたり、黒板を消そうとしていたりして、なかなか教室を出ようとしません。
そこで、さっきの話をしてみました。

「ほら、早く行かないと、給食当番だよ。給食当番は、2年生みんなのためのお仕事だよ。支援学級のスケジュールは、ぼくたち3人だけのこと。スケジュールは、お昼休みでも明日の朝でもできるけど、給食当番は今しなくちゃみんなが困るよね。どっちを大事にしたらいいかなあ?」と。

聞いていた子たちが、すぐに「行ってくる」と、教室を出ました

やっぱり、しなくちゃならないことが一度にありすぎて、何を優先したらよいかがわからないのかもですよね。

そういう目に見えにくいことは、見えるように可視化したりしながら、ちゃんと整理してみるととてもわかり易く理解できるのではないかな〜と想います
担任にも話をして、同じように教室でもお話をしてもらいました。

「なんでこの子は・・・」「なんでこんなこともできないんだろう?」と嘆くばかりではなく、特性を理解しつつ、やっぱり、行動の理由を考えることが、支援の始まりだと想います


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2013.01.29 21:31

先日、保護者さんからご相談を受けていました。

お子さんが、最近近所の子に誘われて、よく外で遊ぶようになって嬉しいのだけど、困ったことがあるというのです。

この間は、家の中に入らないで玄関にカバンを置いて遊びに行ったり。
冬季は4:30にメロディチャイムが鳴り、それが聞こえたら家の人の眼が届くところまで帰っておくという約束なのにいつまでたっても帰ってこない
心配になって様子を見に行くと、近所のお子さんたちがそれぞれの自分の家の前で遊んでいるところに一緒にいて、自分は自分の家の前まで帰っておかなくちゃいけないのに、その子たちと一緒になって遊んでいる。
そして、声をかけても帰ろうとしない
というものでした。

① 家の人の眼が届くところ というのがわかりにくい。
② 一番最後へのこだわりがあり、みんなが帰るのを見届けないと動けない。
③ まず、家の中にカバンを置いて「ただいま」を言って、どこに行くかを告げて出る、といった、するべきことの順序性が理解できない。


というような要因が考えられました。

確かに、そうなるよね〜・・・と納得もするし、さて、これはどうしたらいいかなあ・・・。とちょっと考えました。

とりあえず、私から話をしなければなりません。
わかりにくいところを明確にするために、イラストを用いてSSTをしました。

どこならOK いつまでOK か?ということ。
お友達も自分の家の前でならOK AくんもAくんの家の前でならOK
 それぞれ、OKの場所は違うけど、みんな、「自分の家の前」で遊んでいるっていうことが、「同じ」なんだよ、ということ。

また、交流学級の担任にもお願いし、同じ話を教室でオフィシャルに話をしてもらいました。

そして、ルールメモを作ってわたしました。

一番最後へのこだわりがあるので、みんなが帰らないと動けない、ということがあり、
そこで遊んでいる子たちはOK なのに、自分は帰らないといけない、というのがわかりにくいだろうなあというのもあり。

なかなか、難しいかな〜と思っていたら、今日保護者さんから、ご連絡をいただきました。
少し、早く帰ってきて、家の前で遊ぶようになったとのことでした。

少しホッとしました

やはり、行動の裏には、必ず理由がありますね。

わたしたちは、つい、してはいけないことをしているところを見ると、「ダメでしょ!」なんて叱ったり注意したりします。
でも、じゃあどうしたらいいの?ということまで教えなかったり、「どうしてこういう行動をするのかな?」と考えなかったりしているから、お子さんは、いつも叱られてばかりだ、と感じてしまっていたり、行動の修正ができにくかったり、ほんとはとても困っているのかもしれませんよね。

言葉にできない、「わからない」を行動で表現しているのかもしれないのです。
今回のように、どうしたらよいかがわかったら、すぐに行動が修正できる。
ということは、これまでは分かってなかったから、違った行動をとってしまっていただけなのだと思います。

なぜ、そうなのか? なら、どうしたらいいか?
これからも考えながら、関わっていきたいと思います。

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2012.10.28 11:11

先日、研修会で特別支援学級の授業の改というテーマで勉強してきました。

学年も特性も異なるお子さんたちで共に取り組める課題ということで、様々な工夫をされている様子を伺いました。

「劇」の発表を通して、セリフの覚えるのが苦手なお子さんに対する手立て、考えることが好きなお子さんの得意を活かして、などそれぞれにマッチした取り組みをされてました。

また、好きな「野菜づくり」を通して、野菜づくりの楽しさや、収穫の喜びはもちろん、お料理をすることで、手順通りに行うことや、量をはかることなど。また、お店屋さんを開いて、やりとりをするなど、
生活に生きた形の学習を組まれているお話がありました。


講師の先生からは、全体のまとめの中で、次のようなお話があり、とても心に残りました。

① 根拠を明確に
 
 お子さんの興味に即した楽しい学習を組むことはとてもいいことである。
 が、そこには「なぜこの学習を組むのか?」という明確な根拠をもっていなくてはいけない。そのベースには実態把握が不可欠である。ということ。

 たしかに、ただぼんやりと学習を行うのではなくて、「この学習でこんな力をつけたい」「ここのところを伸ばしたいから、この学習をする」という意識が教師にあるかないかで、ゴールも変わってくるのではないかな?と思います。

また、保護者さんへの説明責任をしっかりと果たすためにも、実態把握は必要であるということでした。

② 実態を把握する

 お子さんの特性は?どこに苦手さがあるのか?得意は何か?
 日々接している中から見る課題と、フォーマルアセスメントの確かな裏付けを元に、学習をすすめていくこと。

 フォーマルアセスメントと、インフォーマルアセスメントは、両輪であり、どちらか一方だけではなくて、お子さんの姿をより立体的に見ることが大切である。


③ 読み書きについて

 逐次読みになる 
 一文字一文字は読めるのに、文章となると「単語のまとまり」が見えなくなる
 勝手な読みをしてしまう 
 読めるが、書くことがむずかしい ・・・

 「なぜ、読めないのか?」ということを考えるということ、そこが支援の出発点である。

 読めないことの原因の一つに、眼球運動の不全さがある場合がある。
 視覚認知面とともに、少し丁寧な見取りが必要という話題になりました。

 ここの部分で、突然話を振られました。ちょっとびっくりしましたが、簡単に説明をさせていただきました。

 単語がとれないのは、語彙力の問題もあるし、短期記憶、眼球運動、空間認知、いろいろな問題が潜んでいることば考えられると思います。どこに課題があるのかは、いくつか読み書きスクリーニング検査眼球運動のアセスメントなどをかけながら掴んでいき、それによって支援を考えていくこと。

話の中で、こういう話もありました。
 
 よくわからないから、とりあえずいろいろやってみて、よかった方法をとっていく。

これもアリだと思います。でも、きっと、ちょっと遠回りなのでは?という気もします。
また、もしかしたらもっている躓きとは別の課題には苦しい思いをさせてしまうこともあるかもしれません。


やはり、しっかりとお子さんの今を見ること、そういう目をもつことが大切ではないでしょうか。
まだまだ勉強しなくちゃです。

一日の研修。長いなあ~と思っていましたが、時間が足りないくらいあっという間でした
いろいろな学校の取り組みを聞かせていただいて、とても刺激をうけました。
参考にさせていただき、また明日から取り組みたいと思います。



 


 
 


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2012.04.24 02:59

4月、入学式から少しずつ日が過ぎ、やっと桜の花も咲き終わり、少しずつ新芽が出はじめています。

さて、今年は2年目を迎えた支援学級です。
1年生にもう一人の仲間が加わりました。

少しずつ授業も始まり、様子を見る中で、まず取り組んでいることをまとめてみます。

① 感覚の問題
② 学級経営
③ 書字支援

① 感覚の問題

全身を使った運動が苦手で、ジャンプしたりケンケンしたりすることができにくい。バランス感覚が弱いのか、よく転ぶ、体が傾いたり、転びそうになったりするところで制御できず(気がついていない?)転んでしまう。

バランスボールやトランポリンのほかに、いろいろと遊びを取り入れています。

IMG_0034_convert_20120424020921.jpg

これは、新聞紙を長くのばして輪にし、それにタフロープを巻いて作ったフープです。

プラスチックでできた既成の物よりも、やわらかくて、いろいろな大きさや色が作れるのが長所です

まずは、これを私が投げてキャッチします。
手でキャッチ、慣れてくると、腕に通るようにキャッチしたり、足でキャッチしたりいろいろ工夫できます。
また、床にばらばらっとまいて、ケンケンをしたり、「ピンク!」などと叫んでそこに入ったり、ジャンプで進んだり。

いろいろと工夫して遊べて、手軽なので、これは結構いいです

② 学級経営

入学後すぐに、全校生に支援学級のことをお話しました。
保護者さんからのお手紙も読みました。

みんなが、得意なことや苦手なことがあるのと同じように、支援学級のみんなにも、得意なことや苦手なことがあります。

得意なことを伸ばしたり、苦手なことに取り組んだりして支援学級ではがんばっています。
本当は嬉しいのに、大きな声を出してしまったり、自分の気持ちをみんなにうまく伝えられなかったりすることがありますが、うまく伝えられるように練習をしたりしています。

みんなには、いいところもいっぱい知ってほしいし、また、間違っていることをしていたら、教えてほしいのです。「だめ」だけではなくて、じゃあどうしたらいいのか、「こういうふうにしたら、いいんだよ」と。一度聞いてすぐにはうまくできないかもしれないので、何度でも教えてほしい。

というようなことをお話しました。
どの子も真剣に聞いてくれていたと思います。

なかなか、すぐには伝わらないのかもしれません。

でも、機会あるごとにこうして大人が話すことで、共に支えあう関係が築けるのではないかと思います。そして、障害を理解することは、どの子にとっても大切な学習となるはずです。

また、学校の玄関に、「〇月のよてい」を支援学級で作って掲示しています。
学校全体の予定などを書いて、絵をかいたり飾りをつけたりして、貼っています。

みんなの役に立っているということが自信にもつながるといいなと思います。
これを作ることで、絵をかくこと、文字を書くこと、スケジュールを理解すること、いろいろなことができるので、楽しく作っています。

IMG_0025_convert_20120424021038.jpg

③書字の支援

一年生で、ひらがなを学習し始めました。
指の力が弱く、筆圧が十分ではないこと、力が入りにくいために、鉛筆がうまく持てないことが当面の課題かなと感じています。

DSC04798_convert_20120424021326.jpg

これは、感覚遊びのおもちゃで、研修会の時に買っていた「ぐにゃぐにゃボール」です。
ぎゅっと握る感覚がおもしろくて、私でもこれを持つと自然にずっと握ってしまいます。
握ることで、少し握力へのアプローチになると思い、使っています。

IMG_0103_convert_20120424021003.jpg

これは、「せんたくばさみ」です。大人では簡単なせんたくばさみでも、お子さんには力を入れないとうまく開けないようです。
ついでに色のマッチングもできるので、
「あか」「あお」などと色を指定しながら、とってはつけていきます。
はじめは、とにかく10個つけてみよう、というようにしていましたが、
次には、先生と競争したり、枠にきちっとつめてはさんだりしていくようにし、
速く、場所を指定、など、指先のコントロールする力も使うように、変化をつけています。

鉛筆に補助具をつけたり、ティッシュをにぎったりというような書字場面での直接支援もしながら、取り組んでいます。

まだ、始まったばかりの今年の支援学級。

今回書いたのは、取り組みのほんのさわりですが・・・。

これから、楽しくのびのび、生き生きと過ごせるようなクラス経営をしてきたいと考えています。

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2012.03.27 22:07

春休みになりました。

あさはなの地域では、昨日また雪が舞っておりました

びっくりするほど寒い毎日ですが、ちゃんと、春休みが来ました。


特別支援学級が新設され、一年がすぎました。
本当にあっという間の一年でした。なんだか夢中で走ってきたように思います。


振り返ってみると

保護者さんも本人たちも不安いっぱいで入学したこの4月。
入学式の前には、お子さんと保護者さんと、療育施設の園長さんが来られました。

園長さんは、保護者さんの思いの代弁者として、具体的な支援の仕方や今の様子などを
細かく教えてくださり、
「叱らないでやってほしい」「見通しをもてるように、スケジュールを教えてやってほしい」
というようないくつかの助言をくださいました。

入学式の練習、教室の案内、靴箱、ロッカーの確認など、少しでも不安な材料が減ればよいということで、
時間をかけて話をしました。

それがつい昨日のようです。

そうして始まった支援学級。

毎日よくがんばりました。

何より、おうちであれこれと配慮された保護者さんには、本当に頭が下がります。

早めにお風呂に入らせ、ゆっくり寝かせてくださったり、
ぬるめのお風呂で覚醒を下げ、眠りモードへと入りやすくしてくださったり。
宿題を早めに終わらせたり、トークンを取り入れて早くすませる習慣づけをしてくださったり。

ご飯を自分でよそう!とやりはじめたお手伝いを、暖かく見守ってくださったり。
毎日、通信や電話、お迎えの時を通して様子をお伝えくださったり・・・

本当におうちの方のおかげで、学校では元気に過ごすことができました。

最後の面談では、保護者さんもひとまず安心してくださったこと、何よりお子さんたちが「学校だけは楽しいって行ってくれるんで、何よりでした」とおっしゃるように、ほとんど休むことなく毎日元気に通ってくれたことが何よりうれしかったです(^-^)

運動会での「イヤーマフ」。
学習発表会での支援。

たしかに、行事を通して成長をしていることも分かったり、新たな課題を感じたりしました。
そういう意味でも、行事はやはり大切でもあることを感じました。

お子さんの「今」にどんな支援が必要か? と考えると同時に、
「将来」にむけて、どんな支援が必要か? という視点を持ち続ける必要があると思いました。

次年度への準備をしているところです。

私自身、現認校では一番長いので、そろそろ「異動」が確定的なことから、「次への引継ぎ」はどうしても重要な課題です。
特別支援学級の引継ぎとともに、コーディネーターの引継ぎもしていかなくてはなりません。

スムーズな引継ぎ、お子さんの混乱や保護者さん、そして担任も大きく不安になることなく次学年へ進級できるように、少しずつ考えていかなくてはなりません。

私は、うまくいかないことも多々ありましたが、おおむね、今年についてはよかったとは思っています。
でも、「引継ぎ」という視点で見たとき、まだ不十分だな、ということが多いように思います。

この一年は、そのあたりのことも視野に入れた取り組みをしていきたいと思います。

次年度は、また新たにもう一人のお子さんが入級します。
学年の違う、3人のお子さんと一緒にまた新たな一年を過ごすこと、楽しみです^-^

つらつらと振り返ってみました。
もうすぐ、4月がやってきます!

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